紫狐亭

ゆかりこていと読みます

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

「色良き花の枝をこぞみる」8

なんかついに8回目に突入しましたが
読んで下さってる人がいるようでちょっとびっくりです。
りんこしゃんとか。りんこしゃんとか。りんこしゃんだけかも知れないけど(*´▽`*)それでも何か嬉しいですね♪
そもそも文字というのは本当に好き嫌いわかれるし、気軽に読んでと言えないものなので。
うーむ ただこれ本当、楽しい話でもなんでもないんで申し訳ないなぁ…
は…はーとふるすとぉりーーと言い張る。


それでは読みたい人だけどうぞ



◆皐月のこと◆


 近頃ハナはよく、村の中心にある小さな寺の境内で、遊ぶようになっていた。
 というよりは、アカルの下の娘・・・・ミーヤが無理矢理引きずって連れて行くようになったのが始まりだ。
 麗牙との生活も、既に一月以上がたつ。
 子供というのは小さいだけの人間であり、経験の少なさから色んなことがあけすけではあるものの、一つの社会を築いている物である。
年の近い子供達との交流が増えたせいか、ハナの口数は格段に増えた。
 まだ笑ったりしている処は見たことがないが、表情も相当出てきたように思う。
「ハナちゃん、ミーヤちゃん来たけど」
「いないっていって・・・!」
 それは無理な話だろう。この家には麗牙とハナの二人しかいない。
 ハナは眉を寄せて物陰に隠れながら、ふるふると首を振った。
 どうもミーヤたち、少し年長組の娘達によってたかって触られたりするらしいのだ。
 変な意味ではなくて、単純にハナの髪が綺麗であったり、肌が自分たちよりとても白いのが物珍しかったりするのだろう。
 先日なんかも、どっかから誰かが持ち出した、母親の口紅を塗りたくられて帰ってきたハナは、苛められているのかと疑うほどひどい顔になっていた。
 ようするに、人形の代わりのように扱われているらしいのが、ツナコから聞いた話でもわかっている。
 結局今日もミーヤに引きずられるようにして、ハナは出かけていった。
 ハナが帰ってくるまでに、家事のあれこれや、畑の仕事、自給自足のための夏の準備などに麗牙は追われる。
 うまくいっているように見える共同生活だが、一つばかり問題があった。
 ―――――――――ハナに気に入られる、という部分だ。
 聞き分けのよいハナは、ミーヤはともかく、ツナコやアカルの言うこともよくきいているようで、すっかり二人にもかわいがられている。
 麗牙に特別懐いているかといえば、・・・・・・どっちかというとツナコに懐いているように見えた。
 一緒に住んでいるにもかかわらずだ。
 最初の数週間は一緒に風呂にも入っていたのに、近頃は一人で入るというし、子供用の布団をもらってきたため、布団も別々なのである。
 これは由々しき事態である。
 手にした味噌の入った壺を、抱きしめたまま麗牙は盛大にため息をついた。
 ぼーっとしている暇もないので、麗牙は味噌を掻き回しながら、家事に追われていると、開けっ放しになっていた扉から小鳥が一羽迷い込んできた。
 否、迷い込んできたのではなく、明確な意思を持って家に入ってきたのだ。
「あれ・・・」
 見覚えのある赤いコマドリは、足に何かをくくりつけていた。
 文だ。
 大人しく待っているようなので、くくりつけられた文をほどくと、用は済んだとばかりに小鳥はあっさりと家を出ていった。
「苑樹かな・・・」
 苑樹というのは、麗牙に仙人の存在を教えてくれた叔父で、麗牙にとっては幼い頃から知っている相手でもある。
 母の年の離れた弟だと言って、さも麗牙と同じような年頃の子供に化けては、家を訪ねてきていたのだ。
 おかげさまで、麗牙にとっては友人のような感覚で、母との確執や妖の血の問題があっても、彼との関係は続いていた。
 騙されていたことには違いないのだけれど、原因を作った相手ではなかったし、妖とわかった後も麗牙の中では心証が変わらなかったのだ。
 文面は手身近に、夏には訪ねるとだけあって、こちらからは連絡手段がないので、夏の一体いつかもわからない。
 彼らしいと言えば彼らしい。
 此処がわかっていると言うことは、どうせこちらのことはある程度筒抜けなのだ。
 手土産を期待しておいて、麗牙は慌てて仕事に戻った。
 



*************************

今回は短いですが…!切りが良いので。
名前は出てくるけど、えんじゅさんはしばらくでてきません(・▽・)
唯一の麗牙以外のイケメン!多分。
麗牙さんはなよい?から、あんまりイケメンしゅうしないし、そんな美形が売り!ってほどでもないですし
、性格的にも継母が連れ子を育てるのをガンバルはなしみたいになってるよね_(:3 」∠)_
まぁ美形っちゃ美形なんだけど、地味~なタイプかなぁ。性格も含めて。(笑
スポンサーサイト
[ 2016/02/13 03:05 ] 「色良き花の枝をこぞみる」  | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

ひめむらさき

Author:ひめむらさき
ブログでは紫子(ゆかりこ)だったんだけど、ちっとも読めないよね…読めないよね(´;ω;`)
お絵かきするます。
motimotiponponpon@yahoo.co.jp 御用の方はこちらまで。
http://tinami.jp/c/58005 TINAMIも登録してみました。(2015/12)

pixiv(´¬`)↓

 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。