紫狐亭

ゆかりこていと読みます

12

んんんん ちょーっと風邪引いたり色々ありまして。今は元気になりました。
今年は喘息日和で、なかなかどうして、風邪ひくたんびにちと咳ぶり返していけないですね。
吸引しっかりしなくてはーって思うんだけど、アレすぐ忘れてしまう。

そしてもうすっかり3月ですね!
すっかり3月と言っても、まだ1月から2ヶ月程度すぎたところですね!
2月からは1ヶ月立った程度ですね!
1ヶ月って4週間だよね!
いやぁ、そうかんがえると大して立ってないのにあらあらまぁまぁって感じですわ。


いやぁ12回目。
でもこれ本当は、季節毎に合わせた方がよかったかなぁって思う事があります。
季節があっというまに春から夏に…。なってしまいましたね(´・ω・`)
今回は予約投稿にしているので、お昼ご飯くらいに投稿されるはず…!わくわく
その2




祭の前後の時期だけ、町の酒場や茶屋なんかが民宿になりかわる。
周囲の村から集まった者たちが町で宿を取ることが多いのだ。それを利用して苑樹は滞在するとこのことで、祭が終わるまでは観光をかねて、町にいるのだそうだ。
 彼の話では本番前から、町はすでに祭一色で、相当賑わっているらしい。
 アカルたちも数日前から出かけていくと言っていたし、村は逆にひっそりしていた。
「あれ、じゃあ苑樹はうちには泊まっていかないの?」
「今晩と、祭の後泊めてもらおうかと思ってるんだけど、いいかな?」
 紫摩への滞在は一週間ほどになるのだろう。
 苑樹は何故か、麗牙にではなくハナに向かって了承を求めた。
「あ、はい・・・」
 ハナは麗牙と苑樹を交互に見た後、やっぱり困ったように頷いた。
 老若問わずと言っても、一応苑樹も十二歳以下に手を出すような変態でもないし、女性を挨拶のように口説くだけの話で、害のある男ではなかった。
「今日はアカルさんに良い魚ももらったし、ご馳走にしようかな」
 別に麗牙も、苑樹が訪ねて来てくれたことが嬉しくないわけではなかった。
 何しろ、異界とか異空間といっても、里事態は羽矢の国にある。
 妖であっても、彼なりに時間をかけて・・・・数日ほど海の上を駆けてやってきたのかと思えば、長旅をねぎらう気持ちもある。
「ハナも手伝う」
「俺何してたら良いの・・・・」
 男子厨房に入らずというのは、羽矢の国では当たり前の事で、麗牙のように一人で生活するのことに慣れている者ならともかく、苑樹にその手の事は期待できなかった。
何故かそれは、妖であっても適応されるらしい。
「あ、そうだ、ハナ。今日は私一人で用意するから、このおじちゃんと遊んであげてくれる?」
 あえて、おじちゃんと言って苑樹を指さす。
 実際彼は、すでに数百と生きているはずである。
「う・・・・・うん」
 妙に歯切れ悪く、ハナは頷いた。
「よろしく頼むよ、おハナちゃん」
 ニカっと笑って苑樹がハナを覗き込むと、少女は相変わらず困ったような微笑みを浮かべたままもう一度頷いた。


「そういや、おハナちゃんはいくつなの?」
 苑樹の何気ない言葉は初対面の人間が、最初に子供に訊くことといえば当たり前でもある。
 どうせハナが人ではないのを知ってるくせに、何て言うことを聞くのだと、麗牙は内心冷や汗をかいた。
 苑樹も別に含み合ってのことではなく、単純に子供に接するときの癖で、訊いてしまっただけだろうけれど・・・。
「いくつに見えますか?」
 意外にもハナは涼しい顔で、苑樹に問い返した。
「うーん、六歳・・・七歳くらいかなぁ」
「じゃあきっと、それくらいです」
 ハナのよそ行きの言葉使いも相まって、なんだか年齢をさば読みしたい女性と、配慮の足りない男性の会話を聞いているようで、台所にいた麗牙は吹き出しそうになった。
 以前ハナに年齢を聞いたところ、年齢という概念がなかったようで、よくわからないとの回答だったが、彼女は麗牙以外にはこんな風に切り抜けるのかと、端で見ていると面白い。
 ハナは隠し事はできても、決して嘘はつかない。
 きっとそれくらいです、の間に「かも知れない」という意味を込めて、誤魔化しているだけだ。
 といっても、苑樹もハナが人でない事自体は、知っていて普通の子供として接しているだけだろう。
 一つわからないことがあった。
 ―――――――麗牙が人ではない事を、ハナが知っているかどうかについてだ。
 麗牙が仙人になりたいが為にハナを引き取った事は、アカルとの会話でハナも知っているだろう。
 けれど楼蘭との会話のさなか、ハナは眠っていた。
 故に、麗牙もハナの前では仙人になりたい本当の理由を話したことはない。悪戯に知らせて、ハナに恐れられてしまうのではないかという気持ちがあった。
 神聖な空気を漂わせたハナと、邪悪な欲求を抑えきれない半妖とでは大違いである。
 町に楼蘭が来ると言う日をなんとしても突き止めて、一度確かめねばならないだろう。
「そうだ、おハナちゃんにもお土産があるよ。これで遊ぼうか」
 苑樹が自分の革袋をごそごそとして、桐の箱を取り出した。
 蓋を開けると、綺麗に磨かれた貝殻がいくつも入っている。
「これはね、貝合わせといって、ほら中に絵が付いてるだろ?これをばらばらにしてならべて、同じ絵柄を合わせていくっていう遊びなんだ。交互にやれば、勝負にもなる」
 白いハマグリほどの貝殻の内側には、綺麗な絵が沢山ついていた。
 一つ一つが有名な童話を題材にした絵で、羽矢特有の鮮やかな色彩で、繊細に描かれている。
「どうだ、おハナちゃんが勝ったら、町で綺麗なおべべを買ってやるぞ~」
「ハナ、うんと高いの買ってもらいなさい」
 麗牙はにやにや笑って口をはさんだ。
「え、う、うん・・・」
「なんだよ麗牙、まだ勝負してないじゃないか」
「・・・・うちのハナちゃんを舐めてはいけないよ、苑樹」
 麗牙は自分の事のように、自慢げに言うと肩を竦めて、かぶりを振った。

 結果は勿論、苑樹の惨敗だ。
 ハナの記憶力は半端なものではない。
 綿が水を吸うような早さで、言葉も文字も何でも覚えてしまう彼女にとって、貝合わせ程度の遊びでは勝負にならなかった。
 それでもハナは、道具自体の美しさから、この遊びをいたく気に入った様子である。






********
ハナちゃんが人間らしくと言うより、だいぶ情緒が「女の子」になってきているのが醸せていたらいいなぁと思いつつ。
季節的には大体7月の終わりですね。
1年って早いのです。
現実の1年はもっと早いかも知れませんね。
漫画とかだと数日・数時間とかが数年たってたりしますし!?(NARUTOとか)
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[ 2016/03/10 12:00 ] 「色良き花の枝をこぞみる」  | TB(-) | CM(0)
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ひめむらさき

Author:ひめむらさき
ブログでは紫子(ゆかりこ)だったんだけど、ちっとも読めないよね…読めないよね(´;ω;`)
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