紫狐亭

ゆかりこていと読みます

「色良き花の枝をこぞみる」14

なんか 思いつきで描き直す!とか色々やってて、自分で自分の首を絞める原稿作業。
例大祭、恐いですね。
なんか色々忘れているんじゃないのかとどきどきしますね(汗

それはともかくすっかり更新忘れてました…もう日曜日ですねすみません。
えーっと
うん

読みたい人だけどうぞ…・


「祭」2



 どこもかしこも浮き足だったような祭の空気に、財布の紐もついつい緩んでしまう。
 どっちが子供なのかわからないくらい、ハナに窘められながら、麗牙と苑樹は出店のものをあれこれ買っては試食した。
 大体苑樹ときたら、ちょっと目を離せばそこらの娘に、声をかけてまわるので、今日くらい我慢しろと麗牙も呆れる。
 案外町全体が祭一色だと、どこに誰がいるかわからないもので、アカルたちにも出会わない。
 王宮の周りや、いつもは見ることのない寺院なども祭のついでに見て回り、昼過ぎに来たのに、あっというまに夕暮れだ。
薄暗がりに浮かぶいくつもの赤い提灯や、家々に立てかけられたそれぞれの神々を案内する為の、飾り灯籠が色んな色を放って、不思議な光景だった。
 手を放したら、どこにはぐれてしまうかわからない。
 麗牙とハナはずっと手を繋いで歩いた。
 一年たっても、ハナを手元に置いておける方法はないのだろうか・・・そんなことが、麗牙の頭をよぎる。
 きくかぎり、ハナに家族という者がいたような話はない。
 帰る場所がある、それだけのことで・・・・もし、ハナ本人が望むのならと、青年の中を淡い期待がよぎる。
 欲張りすぎだろうか・・・・・・。
 何気なくハナを見下ろすと、すぐに麗牙の視線に気付いて少女は顔を上げた。
 今朝念入りに結ってやった髪も、ところどころこぼれ落ちて、時間の経過を思わせた。
 苑樹がちょうど、串に刺した焼き魚を買うとかで、二人のそばを離れる。
「ハナ、髪飾り、もうちょっと違うのがよかった?」
 麗牙はやっぱりどうしても、ハナが一瞬見せた、あの泣きそうな顔が気になって仕方なかったのだ。
 ハナは驚いたように、慌てて首を振る。
「違うの」
「うん?」
「すごく嬉しくて・・・・あの・・・、麗牙がね・・・・・・」
ハナはそこで一旦俯いて、もう一度顔を上げた。
「ハナのために選んでくれたのが嬉しくて、えっと・・・・・・麗牙が選んでくれたのがハナは一番嬉しい・・・・」
 そう言って頬を染めて微笑んだハナが・・・・・・泣いてしまうかと、思った。
 笑っているのに、泣いているような、見ている者の胸を締め付けるような笑顔だった。
「あ、う、うん。ごめん、そっか、うん。似合うよ」
 相手が幼子なのも忘れて、麗牙も妙な緊張と照れくささを覚えて、明後日の方向を向いた。


 祭が終わった後、村に戻る頃には三人ともくたくただった。
苑樹は一晩泊まると、翌朝には紫摩を後にした。
 何か調べ物を思い出したとかで、急ぎとのことだ。
 自分が買ってやったハナの着物姿を見に、また冬までには来ると言い残して、慌ただしく帰って行った。
 アカルたちには紹介し損ねたけれど、しないほうが平和だろう・・・・。
 下手をすれば、アカルの前でツナコとレンゲを口説きかねない。
 彼にとっては挨拶程度のつもりでも、あんまり良い気分はしないはずだ。


**********************
おーまっつりー
モチーフとしては好きですが、人混みが得意じゃないので私は行くのは全然好きじゃありません(。・ˇ_ˇ・。)
地元のお祭りで有名と言えばやはり祇園祭りでございますが
人生で1回こっきりかなと思います_(:3 」∠)_ほんと ひと おおすぎなんだって あれ

内容については今回ちょっと恥ずかしいのでノーコメントですね!
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[ 2016/03/27 03:37 ] 「色良き花の枝をこぞみる」  | TB(-) | CM(0)
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ひめむらさき

Author:ひめむらさき
ブログでは紫子(ゆかりこ)だったんだけど、ちっとも読めないよね…読めないよね(´;ω;`)
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